オリジナルのスチールサッシ。ファイヤーレッドのチェアはデンマーク・FRITZ HANSENのドロップ。
待合室のシーリングライトはデンマーク・louis poulsenのストラタ。
受付カウンターはバーチ(カバ)材の突板とステンレスのバイブレーション仕上げを組み合わせたオリジナル。
ガラスの掲示板と本棚。ベンチはアメリカ・Herman Millerのネルソンプラットフォームベンチ。
受付カウンターのスタンドライトはデンマーク・LIGHTYEARSのカラヴァジオ。
壁面には特殊な蛍光灯を埋め込んでいます。
おもわず入りたくなるレストルームは、患者さんが治療の成果を確認するための重要なスペース。
診察室から参道の並木をみる。スタンドライトはイタリア・FLOSのトイオ。
シンクやごみ箱、サーバーなども納まる診察カウンター。上にはデンマーク・louis poulsenのパークフース。ベース照明はLEDのスポットライト。
> 参道の景色をたのしむクリニック
春には参道につづく満開のサクラを全面に見渡せる最高のロケーションの氷川参道デンタルクリニック。先生はこの窓からの景色に一目惚れして開院の一年前には物件をおさえ、私たちとのプロジェクトはスタートしました。一番高いところで5mもある天井高をいかして、待合室から診察室までを一つの空間としてとらえ、高さ3mのスチールとガラスを組み合わせたパーティションで動線つくり、どこからでも参道の景色を感じることができる空間構成としました。空間が一体となることで、先生と患者さんとの距離が近く、常にクリニックの中心に先生がいるような開放的なプランにもなっています。
仕上材は床はモルタル、受付カウンターは天然木の突板に無垢材をまわし、ステンレスのバイブレーションで仕上げるなど、クリニックの既成概念にとらわれることなく、スケルトンにしたコンクリートの天井や壁にマッチする本物の素材を組み合わせました。閉鎖的なクリニックが多い中、木々の葉が風に揺れる様子を眺めながら、自然の中で治療を受けているようなリラックスできる空間になりました。
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HIKAWASANDO DENTAL CLINIC|氷川参道デンタルクリニック
Website|www.hikawasando-dental.jp
Category|クリニック(歯科)
Address|埼玉県さいたま市大宮区大門町3-50 VIPロイヤル氷川台2F
Open|2015年4月13日
Floor Space|86㎡
Client|氷川参道デンタルクリニック
Lighting Adviser|ヤマギワ 副島佳子
Construction|バロック 佐藤洋一 / 武田久喜
Photo|14才 伊藤彰浩